瓦よもやま話
 お寺の本堂正面入口階段の上には大屋根から伸びた後拝(ごはい)と呼ばれる屋根がよくあります。そこには獅子とか菊、牡丹等色々な飾りのついた巴蓋という瓦がよく使われます。
 
 平成12年11月に全面改築された富士市の泉流山唯称寺には、お寺に古くから伝わる「河童の茶壺伝説」に因んで珍しい河童の巴蓋の瓦が特注されました。

 その伝説とは、昔、夜に和尚さんが、増水で流れてきて河童のすみかをふさいだ馬鍬(まぐわ=農機具)を頼まれてとってやったので、河童がお礼に、川の底で拾った茶壷をくれた。これから後は唯称寺が火難や水難にかからないようにしましょうとくれたというものです。その茶壷と馬鍬は唯称寺に今でも寺宝として伝わっているそうです。
(富士ニュース 平成12年10月29日号より)

新製品

土の瓦は、 自然の仲間。 素材の味わい、
テラコッタカパラス。
テラコッタカパラスは、従来の陶器瓦と異なり、釉薬による呈色ではなく焼成による粘土そのものの発色です。
焼成条件を変化させることにより、3色のテラコッタ特有の落ち着きある色合いを用意させていただきました。
土の持つ温かな質感の違いをご確認ください。

品質・形状
KJ40
洋風建築をイメージさせるS形瓦の大きな波形でもなく、和瓦の甍の波でもないシャープで緩やかなウェーブは、和風・洋風の住宅外観を選びません。きりりと引き締まった陰影は、威風と優雅を持ち合わせた表情がきわだちます。
KF40
洋風住宅に多く使われる平板瓦を和風テイストな住宅にもマッチするデザインに仕上げました。やさしいボリュームでアクセントを効かせたシンプルな平板瓦は、建物の立体感を引き立て、穏やかで軽やかな陰影の美しさを見せます。

おもむきの[銀]

【銀燻】ぎんいぶし 日本生まれのいぶし瓦は、1400年前から街並みの景観を作り続けてきました。光沢を抑えた、その柔らかで気品ある色調は、建物に落ち着いた風格が備わります。伝統が育んだ豊かな風合いは、和風情緒の建物によく似合い、なくてはならない色です。


KJ40銀燻


KF40銀燻
こだわりの[黒]

【黒燻】くろいぶし 釉薬(うわぐすり)を使わずに、まろやかな黒を発色する製造方法を開発しました。釉薬で表面を焼成発色させた最近よく使われている黒い陶器瓦とはひと味違う、やさしさを秘めた黒です。格調高い重厚さが建物に洗練された存在感を与えます。



KJ40黒燻


KF40黒燻
ぬくもりの[赤]

【朱燻】あかいぶし 同じ赤味でも単なる素焼きとは全く違い、深い渋さと低吸水率を備えています。土に含まれる鉄分が焼成して呈色する赤土色をより強く引き出すために、特殊粘土と高温焼成技術により焼き締めました。明るい南欧の光と風を感じる、心安らぐ自然な色調です。



KJ40朱燻


KF40朱燻